自閉症の視覚優位

自閉症の視覚優位

自閉症の視覚優位

視覚は人間の五感の一つです。自閉症はの場合、脳の障害により五感がアンバランスに発達したり未発達のまま成長するため情報伝達も未熟です。

 

自閉症の人は目から入る景色や情報を脳に伝達する力が優れているケースが多く、このことを視覚優位と言います。

 

視覚優位とは

通常、人間は五感で情報を理解しますが、上記のとおり自閉症な人は目から見た情報しか判断できない特徴です。

 

だから口頭で「宿題をやりなさい。」「お風呂入りなさい」と親が言い聞かせてもオウム返しで答えてしまうのです。

 

脳の中では「宿題?何だっけ?」「お風呂?何だっけ?」と伝達がマヒしていると想像できます。

 

マヒしていない視覚で物事を理解できるように。計画的に行動できるようにイラストを使って物事を覚えるというプログラムについて見ていきましょう。

 

視覚優位をうまく利用するプログラムとは

視覚優位ということは、イラストや字で判断しやすいというメリットな面だけを使ってゲーム感覚で普段の暮らしができるようになった実例を挙げてみます。

 

  • A君の朝の予定
  • 着替える
  • 歯を磨く
  • お花にお水をあげる

 

この3つです。A君に伝えるアイテムは、3つの予定が描かれているイラストカード。

 

このカードをホワイトボードに貼ってA君が見やすい場所に置いてとくと、A君がイラストカードを見て行動できたと報告されています。

 

ポイントはA君が通う施設のやり方と同じにしたこと。理由として、施設と違うやり方だと視覚優位の人は「別の情報」として認識するため頭がパニックになるのです。

 

パニックを防ぐために、A君の家庭では上記の方法で1日のスケジュールを伝えてうまくコミュニケーションを取れるようになりました。

 

もう一つの事例もご紹介しましょう。

 

画像を使って動物や植物、野菜などを覚えるたり、食品のおもちゃを使って「ハンバーガー」や「ポテト」など遊び感覚で目で日常生活に必要な情報を取り入れる訓練です。

 

参加している子供達はゲームのように楽し学んでいること。1つ1つ覚える子どもをみて喜んでいる家族の姿が何より印象的でした。

 

視覚優位の最大限のメリットを生かしながら家族や施設の人とコミュニケーションを取るという方法もあるんだと覚えておくと良いと思います。

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