自閉症とソーシャルストーリー

自閉症とソーシャルストーリー

自閉症とソーシャルストーリー

自閉症の人の社会性を養うソーシャルストーリー

自閉症を抱えている人は、言語的コミュニケーションが乏しいことや、知的能力が低いだけではなく、社会性が乏しいことも特長の1つです。社会性とは、本来ならば、人間が成長していく過程で自然と培っていくような部分でもありますが、自閉症の人にはそれら1つ1つを訓練し習得していかなければなりません。ソーシャルストーリーとは、自閉症の人の社会性を身につける訓練に用いられるものです。

 

ソーシャルストーリーに使われるブック

ソーシャルストーリーに使われるブックは、自閉症の人が理解しやすいような内容であること、そして自ら「学びたい」という気持ちになるような描写や記述でなければなりません。そのため、否定的な表現や紛らわしい表現は避けて、肯定的なシンプルな内容を心がけることが大切です。

 

例)図書館では走ってはいけません→図書館ではゆっくり歩きましょう

 

例)勉強しなくてはいけません→勉強をしましょう

 

など、わかりやすい表現を用いてブックの作成を行うことが必要です。

 

ブックの内容は、例えば、公共の場での過ごし方をストーリーにしたり、食事のマナーをストーリーにしたり、人間関係のやりとりなどをストーリーにして作成し、繰り返し読むことで自然に適切な行動を身につけます。

 

訓練をさせられているのではないという意識

ソーシャルストーリーでは、社会性の習得のための訓練をさせられているという意識ではなく、「楽しいからブックを読みたい」という自閉症の人自ら進んで取り組める内容であることが求められます。人にさせられることよりも、自ら進んで覚えることは効率も違うし、何よりも本人のモチベーションを高め、落ち着いた気持ちで取り組むことができます。

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