自閉症の部下と働く時に心掛けている事

自閉症の部下と働く時に心掛けている事

自閉症の部下と働く時に心掛けている事

プロフィール: Y.Hさん、34歳女性、 看護師

 

私は今、自閉症と診断された部下と働いています。一見して、その様な障害があるとは全く分からない彼女ですが、「病院やスタッフ、患者さんに迷惑を掛けたくない」と、面談の段階で自分が自閉症である事をカミングアウトしていました。

 

また、彼女自身、自分自身の特徴についてコミュニケーションには他の自閉症の人達に比べて苦労した事はないが、二つ以上の事を一度に頼まれると混乱して忘れる事がある、一つの事に熱中しやすい等、自分の症状の傾向をよく把握していたので、こちらも彼女に指示をする際の参考にする事が出来ました。

 

咄嗟に患者さんに頼まれた事は忘れてしまう事がやはりあったので、常にメモを書く様に指導し、彼女には採血・点滴の管理、検査準備、電子カルテの記入等、その日に一つの役割を与え、対応する様にしています。

 

彼女自身もはっきりした目的があったり、ルーチン作業の方が集中しやすい様でした。一つの役割を与えると、他のスタッフ以上の集中力を発揮し、作業に集中してくれるので助かります。

 

他の対応としては、ストレス等で症状が悪化しない様に上司と相談し、月に一回は面談を行い、困っている事がないか、精神面でのフォローをしています。夜勤は少人数で動き、同時に異なる作業を行い、時間の配分も考えなければならないので、業務はスタッフの多い日勤のみの勤務にしています。

 

また、二週間から三週間に一回は精神科に通い、投薬治療を自主的に継続している様でした。今のところ彼女自身の努力と周りのサポート体制が整っている事から、業務に差し障りがある事はありません。

 

周りのスタッフとの関係も良好です。彼女の場合は自閉症の中でも比較的症状が軽い事、幼少期に自閉症であると診断されているので、自分自身の得意分野や苦手分野についてしっかり把握し、それを周囲に伝える事で仕事や交友関係が上手くいく様にコントロールしている様でした。

 

自閉症と言っても症状や能力にはかなり個人差があります。自閉症に悩む方は上司や周囲に早めに相談し、自分自身の出来る事、苦手分野についてなるべく具体的に伝える様にすると、周囲の協力を得やすい様に感じます。

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